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使用後のインラインスケートブーツには滑った際の汗が染みこんでしまっています。 できるだけ風通しのよい場所で陰干しを行いましょう。
その際にスプレー式の消臭芳香剤を使用すると臭い対策にもなります。 滑り終わった直後に除湿剤をインラインスケートブーツの中に入れておくとより効果的です。
また、滑り終わった後に車の中に置いたままにしてしまうと悪臭の原因とインナーの劣化に繋がっていきます。 陰干しをして玄関など室内に置いて保管しておきましょう。
車の中に戻すと夏場は高温に、冬場は低温となり樹脂パーツの劣化を早めてしまうことになるので注意が必要です。
ウィールは滑ることで次第にすり減っていきます。 滑り方や路面の環境などの影響で均一に削れていくことはありません。 多くの場合では外側よりも内側が削れていくので、極端な片減りにならないよう定期的に確認を行いましょう。 すり減ってきた場合には一番減っているウィールと一番減っていないウィールを入れ替えていきます。 その際にはウィールの裏表を変えると片減りを防止できます。
※一般的なローテーションのやり方
分かりやすいように右足のつま先側から1から4、左足のつま先側からを5から8までの数字を割り振っています。
交換するウィールは1⇔7 2⇔8 3⇔5 4⇔6 のウィールを裏表を逆にして付け替えます。
ベアリングを交換する、オイルを注す際にはウィールからベアリングを取り外さなければいけません。 ベアリングを取り外す際には専用の工具・機器を使うことをおすすめします。 強引に取り外しを行うとベアリング自体が破損するだけでなく、使用した道具も破損する恐れがあります。
1.NINJA STARツールを使う場合※8mmスペーサー使用時
・ベアリングを取り外す際は下図のツールを使用する
・工具をベアリングの中に挿し入れ、段差がある部分をベアリングスペーサーとベアリングの間に引っ掛ける
・そのまま引っ張りベアリングを取り外す
2.NINJA ベアリングプレス機を使う※8mmスペーサー使用時
・ウィールをベアリングプレス機の外側に飛び出ているフックに引っ掛ける
・ウィールを軽く下に押し付けながらレバーを下げる
ベアリングを取り付ける際にはウィールに対して垂直に取り付ける必要があります。
斜めにベアリングを差し込んでしまうとコアの破損や回転の妨げになる場合があります。
取り外しと同様に専用の工具・機器を使うことをおすすめします。
1.NINJA STARツールを使う※6mm/8mmスペーサー共通
・平坦な場所にNINJA STARツールを起き、ベアリングプッシュベースへベアリングを置く
・ウィールを垂直に押し付ける
・ベアリングプッシュベースへ再度ベアリングを起き、その上にスペーサーを置く
・ベアリングを取り付けたウィールを垂直に押し付ける
2.NINJA ベアリングプレス機を使う※8mmスペーサー使用時
・右からベアリング、ベアリングスペーサー、ウィール、ベアリングの順で中央のバーに通す
・ベアリングがウィールの中央に来るように高さを手で調整しながらレバーを下ろす
オイルベアリングにオイルを注す場合は事前準備として洗浄を行います。
洗浄を行わないとオイルが浸透せずにすぐに流れでてしまいます。
1.シールドを精密マイナスドライバーなどで取り外す。
2.密閉できる容器に取り外したシールド・ベアリングを入れ、無水エタノールやベアリングクリーナーなどを入れます。
3.しばらく置いてから撹拌し汚れを落とします。この時強く振りすぎるとベアリングが痛む場合があります。
4.2-3の手順を繰り返して汚れが落ちたらティッシュの上に並べ乾燥させます。この際錆びないようにドライヤーで乾かすのがおすすめです。
5.オイルを1滴から2滴ほど注します。
6.シールドをベアリングに取り付けて完了です。
旋回性を上げるために真ん中の二つのウィールだけ接地させ、つま先とかかとのウィールを接地させない状態にすることをいいます。 ただし、直進性と安定性が落ちるため注意が必要です。 最初はつま先のウィールだけ接地させないようにし、慣れてきたらかかとも設置させないようにするなど怪我がないように配慮しながらロッカリングを行いましょう。
ロッカリングは2mmから4mmほどの差をつけるのが一般的です。
・ウィールによるロッカリング
どんなフレームでもできるのが大きさの違うウィールを利用し、直径の差によりロッカリングを行う方法です。 直径の異なるウィールでロッカリングを行う場合は必ずフレームに取り付けられるウィールの最大径を確認して下さい。 径が合わないと取り付けができなかったり、ウィール同士が干渉するなどして使用できない場合があります。
一般的な組み合わせは [72mm 76mm 76mm 72mm] または [76mm 80mm 80mm 76mm] になります。
・フレームによるロッカリング
ウィールの固定位置の穴がすでにロッカリング状態になるように作られたフレームです。 同じ径のウィールだけで使用できるため、ローテーションがしやすくメンテナンス性に優れています。
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